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山本幸平|今週もレースを走ってきました!

ジュニア時代から頭角を現し、全日本選手権U23、3連覇などを経て、2008年には北京オリンピック日本代表となった、山本幸平(やまもと こうへい)選手は、2012年ロンドン・オリンピックに向けて活動中。今年もフランスを中心に、各地大会に参戦しています。
このコーナーでは山本選手のレポートを中心に、レースシーンを追いかけます。



Cyprus Sunshine Cup Afxentia stage race

キプロスのクラス1大会でシーズンインした山本選手は、つつくステージレースに参加しています。では大会レポートをどうぞ。


■1日目 タイムトライアル 5.6km
35位

朝食前に1時間のライドをしてから午後のタイムトライアルに挑んだ。
朝の感覚としてはキビキビと動いてくれていないのを感じたが、レース前に、しっかりとアップを行えば良くなると信じてアップを行った。実際、ものすごく良い感覚までには行かないものの、身体が動いてくれているのを感じてスタート位置へ付いた。今回は、1分間隔で1人ずつの出走。15時21分にスタート。
今回は、僕自身楽しみにしていた部分もある。インターバル練習を行っていない時期なので、どうもレースペースをイメージできないし、身体やフォームが、どうなるのかを感じながら走れることをうれしく思えた。レースは、大きなミスもなく最後まで気持ちを入れて前に前に進むことが出来て、気持ちの面では良かったと思う。
走りの内容としては、下りやカーブは良かった。斜度のある上り区間も、良く動いていた。が、平坦区間とダラダラ上りでの走り方が、気に入らないと思った。
もっともっと自転車を進ませなければならないと思ったし、身体の芯が折れてしまうと気があって、ハイスピードを維持できていない。ずーっと力を入力していかなければタイム差が発生する。そこの部分を、明日のレースから自分にトライ出来る様に気持ちを持って行って走って行こうと思う。TOPから1分8秒とは悔しいが、受け入れるしかない。
1日1日の身体作りが、大きな差となると感じる。食事も気をつけて過して行きます。
明日は、今日より身体が動いてくれると思うので、前半~中盤で力を出し切っても良いからTOP集団で走り、ワールドカップを意識して走ろうと思う。全てのレースが最高の練習となる様に!!

■2日目 point to point 44.7km

2日目のレースは、周回コースでは無く、1周が44.7kmのレースでした。
初日の疲れも無く、やってやろうという気持ちのままの良い状態でスタート位置にいました。いざスタートするとポジション争いが、うまく出来ずに前に行けないもどかしさ、かなりのパワーを使ってしまい、心拍が上がって身体が上手く動いてくれないまま、上り区間に入ってしまう、先頭集団に追い付けそうで、付けないポジションになってしまい、あー!と思いながらも、先頭との差を付けられない様に、必死で走って行った。
周りよりも平坦区間やトルクを掛けて走る区間で差が出来てしまう事に気付く、まだ身体がレース仕様になっていないなと感じている。勝負がかかると、一気にダッシュが出来ない、まだまだ準備している段階という事もあるが、悔しい。
常に苦しく、楽な感覚にならないままレースが進む、下りに入ると良い感覚を感じられる。
最後の5KMは、アップダウンも上手く走れて身体がレースの負荷を感じてきているのを感じた。順位は35位と初日と同じだった。TOPから7分45秒、思ったよりも差が無かったのが幸い。

1 1 AUT19800308 KARL MARKT FELT OTZTAL X-BIONIC 1:58:36.210
2 4 SUI19870718 FABIAN GIGER RABOBANK GIANT OFFROAD TEAM 1:59:13.190 36.980
3 3 CZE19861107 JAN SKARNITZL RIDER RUBENA BIRELL SPECIALIZED 1:59:45.167 1:08.957
35 7 JPN19850820 KOHEI YAMAMOTO ANCHOR 2:06:21.865 7:45.655

■3日目 スタートループ+5周
41位 TOPから+7分49秒

最終日は、XCOだ。
今日は、スタートをいかに上手く走るかを重点にスタートに挑んだ。
もう、この段階で総合順位を狙えないので、コーチと話して、ワールドカップの練習だと思って、スタートから思いっきり行って、最後は考えないで良いと言われた。
3日目だが身体は疲れを、それほど感じなく気合いが入っていた。スタートは、レースモードの身体になりつつあり、スピードが出てきた。スタートループの約6KMは先頭集団で走ったが、それからは離されてしまった。その後も、うまく集団でレースを進めていくが、ラスト2周半で身体が止まった。ペースが落ちて、一気に数名のライダーに抜かれてしまった。最後は、ダッシュをかけて刺激を入れることが出来た。

今回の10日間のキプロス遠征、2011年シーズンの開幕戦レースであった。
今年は、今までの経験とコーチの指導で、インターバルトレーニングをしないまま開幕を迎えた。今までにはない身体が仕上っていない状況で、レースを迎える気持ちだったが、当たり前に通用しない部分があったし、悔しい思いもしたが、これが良い。
レースが出来る、この幸せ!僕の目指す所を再確認出来た。
ワールドカップ開幕戦までは約2カ月がある。今回感じた、この思いと経験を2ヶ月後に振りしぼろうと思う。身体を作っていきます。期待していてください。

ありがとう。

KOHEY


バイク:ANCHOR XIS9
コンポーネンツ:SHIMANO XTR
フォーク:SR SUNTOUR AXON 100mm
ハンドル:OnebyESU
ステム:OnebyESU 
シートポスト:OnebyESU
サングラス:OAKLEY Radar
ヘルメット: Kabuto Redimos
ウエア:Wave One
インナー:CRAFT
インソール:ERGOMOTION 友永さん特注
サプリメン:SAVASレース中ボトル Savas Sports Water,
補給 Savas PIT INリキッド,レース後 Savas Power Amino2500 6粒

大会サイト
山本幸平
チームブリヂストン・アンカー 北海道出身 1985生まれ 2010全日本チャンピオン(男子エリート・クロスカントリー)

警視庁の自転車安全利用五則です。 ルールを守って正しく乗りましょう!! bicycle_B3jpg用