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NATIONAL MOUNTAIN BIKE PATROL


NMBP

ナショナル・マウンテンバイク・パトロール

マウンテンバイクが普及するにつれて、山での走行についてのトラブルが増えてきています。日本マウンテンバイク協会では、公認インストラクターによるマウンテンバイク・パトロールをボランティアとして行い、各地のフィールドが、これからもマウンテンバイクで楽しめる場所となることを願って活動しています。

これらの問題解決のひとつとして、日本マウンテンバイク協会の公認指導者(インストラクター)による、NMBP(NATIONAL MOUNTAIN BIKE PATROL)を組織ています。このパトロールは、協会加盟の国際マウンテンバイク協会(International Mountain Bicycling Association)が提唱したもので、マナーの啓蒙や、フィールド管理者への協力などの活動していこうというものです。パトロールの際には、NMBPのロゴの入ったジャージを着用しています。
彼らは、ボランティアにより、一般マウンテンバイカーや、トレールユーザーに対しての支援、教育、告知を行います。また、マウンテンバイクが利用する上での安全や環境保全に関して管理者と連携します。
これらの活動は日本においては日本マウンテンバイク協会が取りまとめ、IMBAをはじめ、国内にリポートし、関係者にトレールの開放、環境保全、マウンテンバイクについての理解を深めてもらうことが目的です。

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ナショナル・マウンテンバイク・パトロール
NATIONAL MOUNTAIN BIKE PATROL

IMBAからのメッセージ(日本マウンテンバイク協会編 要約)

Thank you for your interest in starting a mountain bike patrol. Starting a patrol takes a lot of work and dedication, but as any patroller will tell you, it is a very rewarding experience. It is also one of the best ways you can get involved in keeping your local trails open to mountain biking. A good patrol provides other trail users and land managers with a positive, responsible image of mountain biking. Once the patrol is established and operational, patrol members are working to keep trails open while riding their bikes! Now that’s the kind of work we all like.
あなたがマウンテンバイクパトロールを開始しようとすることに感謝します。パトロールを始めると、多くの仕事や献身が必要ですが、それはとてもやりがいのある体験であると、多くのパトローラーが、あなた方に言うことでしょう。また、それはあなた方の地元のトレールを マウンテンバイクに開放し続けるための最良の方法です。十分なパトロールは、他のトレールユーザー、および管理者にマウンテンバイクについての良い、そして信頼できるイメージを与えることでしょう。さあ、私たちのやりたい仕事がそこにあります。

マウンテンバイク・パトローラーの業務

  • オブザーバーとして、トレールにおける一般マウンテンバイカーを観察し助言する。
  • トレールにおけるマウンテンバイカーの機械的トラブルに対して支援する。
  • トレールにおけるマウンテンバイカーの負傷、病気、その搬送に対して支援する。
  • そのトレールの管理者に対しての連絡方法を知り、また現活動の報告をする。
  • 環境に対し敬意を払い、環境保全に対して支援する。

マウンテンバイク・パトローラーは、各ローカルにおいてマウンテンバイク・パトロールのプロモーション、教育、およびサポートを通してマウンテンバイクのためにトレイルの利用を維持、促進をします。
パトロールは、トレールにおけるマウンテンバイカーおよび他のトレイルユーザーにたいする協力や、教育を提供します。

パトロールは、IMBAルールに基づいた環境面、および社会的に信頼できるマウンテンバイカーとしてこれらを促進します。重点をおいて活動することは、エマージェンシー・ケア(救急時の対応)、メカニカル・アシスタンス(機材修理等)、環境への配慮、トレールユーザーエチケット、専門的意見、および土地所有者等との連携や調整となります。

  • 最小時間のパトロールを実施してください。(例:4月~10月の間に最小50時間) .
  • 適切なユニフォーム、あるいはパトロールのためのIDを着用してください。
    日本マウンテンバイク協会公認インストラクタージャージには既にIMBA、NMBPマークが入っています。その着用でIDとなります。
  • 病気、あるいは負傷した人の搬送(リクエストされたなら)等を手伝ってください。
  • ログシートに事件やアクシデントについて正確に記録し、日本マウンテンバイク協会宛レポートして下さい。
  • 他のトレイルユーザー、および土地所有者等を含めて、他の人々と有効に且つ礼儀正しく接してください。
  • 信頼されるローインパクト走行のモデルとして活動してください。
  • 連絡網を作り、所有者個人、代理、および組織に対して効果的なフィード・バックを考えてください。
  • ローカルにおける政策、および手続きを確認してください。
  • トレイルでの(どのような)失敗も防ぐために、あなたの個人のバイクの維持管理に心がけてください。

NMBPには次の資格条件があります。

  • ファーストエイド/CPR(心肺蘇生処置)の講習修了、または資格
    1日と4日コースがあります。どちらでもOKです。
  • 自転車の補修、修理
  • 最小インパクトで乗車する技術(環境面を考えたライディング参照)
  • トレール/環境問題についての知識
    日本マウンテンバイク協会主催のイベントなどでは多くの公認インストラクターがスタッフとして参加しています。そういった機会を情報交換の場として大いに活用してください。
  • 困っている人への協力をする精神

NMBPに推奨される条件

  • 基礎的なコミュニケーション機器オペレーション(アマチュア無線等)
  • 土地所有者関係との連携

個人のリスク管理

  • パトローラーとしての責任範囲内で、あなたの能力内の活動をしてください。(無理な活動はしないでください)
  • 思いがけないこと-死傷者にならない-ために適切なウエアーやヘルメット、および他の適切なセーフティー・ギアをいつも身につけてください。
  • 可能なら余分の、水、食物、およびチューブを持参してください。

装備基準
以下のような装備を持参してください。
ファーストエイドパック:
包帯、ブドウ糖タブレット、スイスアーミー型ナイフ、ライター、防虫剤、コンパス、ポケットマスク、洗浄水、抗生物質クリーム、消毒液、等
ツール:
ポンプ、パンク修理キット、チューブ、チェーンツール、ニップル回し、ヘッドセットツール、アレンキー、スパナ等

環境面を考えたライディング
次のようなライディングを心がけてください。

  • トレールからはみ出して走行しない。
  • スキッド(タイヤのスライドを行わない)
  • 雨の日や、ぬかるみでの走行を控える。

地域との連携

  • 自分たちが、NMBPとしてボランティアで活動していることを理解してもらうよう心がけてください。
    (営利を目的としていないこと、自然と親しむ上での維持管理に協力していること)
  • 管理者、所有者にNMBPの活動を認知してもらい、管理者と利用者という対立の構図ではなく、同じ視点から活動していると理解してもらえるように行動しましょう。
警視庁の自転車安全利用五則です。 ルールを守って正しく乗りましょう!! bicycle_B3jpg用